2008年10月31日
佐用町へごはん給食実践の感謝状を贈呈!
学校で毎日食べる給食は、子どもたちの成長や食育の実践に大きな役割を担っていますが、「ゴーゴーご組」事務局は、兵庫県内の市町の中でも積極的にお米を給食に取り入れている市町へ、ごはん食の推進や地産地消の促進への貢献をたたえ感謝状を贈呈しています。2008年8月27日、「ゴーゴーご組」担任のちか先生こと上田千華さんが佐用町の庵逧(あんざこ)典章町長を訪ね感謝状を贈呈。週5日の完全ごはん給食実現までの経緯や、給食を通した食育の実践などについてお話を伺いました。

上田 旧佐用町では平成2年から週5日のごはん給食が実施され、その音頭を取ったのが庵逧町長と伺いましたが、どのような経緯がありましたか?
庵逧 私は学校施設、建物、改築、建築の担当でしたが、平成元年に学校整備の計画をつくりました。旧佐用町では小学校が小規模校となり建物も老朽化し、学校の建物を改築することになりまたが、改築する期間給食をどうするかという問題がありました。当時は各学校ごとに給食をつくっていましたので、まず学校給食センターを建設し、最新式の連続炊飯器を導入しました。また、給食で子どもたちが非常に食べ物を残すということがあり、子どもたちにもアンケートを採ってごはんが良いのかパンが好きなのかと問うと、ごはんの方がおいしいという結果がでたこと、当時お米の消費が伸びず、お米の消費を伸ばそうという農業政策も理由として挙げられます。
上田 当初から週5回のごはん給食にしてしまったということなのですが、やっぱりパンを食べたいというような声はなかったですか?
庵逧 子どもたちは当時からかなり豊かになっていましたから、家に帰ったらパンでも何でも食べられますし、あえて給食でパンを出さなくても良いだろうと。パンにかわるおかず、副食というものをいろいろと工夫してつくっていましたから当初から給食については好評だったのではないかと思います。
上田 お米はすべてこの町内でとれたものを使っているのですか?
庵逧 地元のお米を使うと少し値段が高くなりますが、農協とお話しして地元のお米を納入していただいて、差額は町が負担をするという形で地元のお米を使っています。
上田 町の方で補助をしてまでも地元のものを子どもたちに食べさせるというのはどういう意図があってなのでしょうか?
庵逧 やはり、基本的に農業が昔からの産業ですし、地域ではお米がたくさんとれるので、わざわざ遠くのよそのお米を使うのではなくて、自分たちでつくっているお米を子どもたちに食べさせてあげたいという思いですよね。
上田 最近、食の安全など心配なこともたくさんあるのですけれど、おかずは地産地消でやってらっしゃるのですか?
庵逧 できるだけ地元でとれた野菜などの食材を使いたいという思いはありますけれど、なかなかセンターに年間を通して安定してきちっと納入していただくという体制が取りにくい面があります。どうしてもいろいろな食材がありますし、当然、すべて町内で間に合う訳はありませんから、少しずつ特産品や地元でとれたものを使おうという地産地消の考え方は給食の中にも入れていますけれど、まだまだ途中ですね。
上田 食育という面から考えて、いま子どもたちに給食を通して何か指導していることというのはあるのでしょうか?
庵逧 子どもたちは食べるだけではなくて、実際にそれを生産する体験を通して食べ物の大切さを学んでいます。これは以前から取り組んでいますが、これからも継続していきたいと思います。
上田 兵庫県内でもまだまだ週5回のごはん給食を実施できない地域もあります。実際に実施されてきた企画者として、まだの地域にアドバイスはありますか?
庵逧 そんなに難しくないと思うのですけれど、連続洗米して炊飯するという設備はいりますね。それから保温して運ぶ設備も必要ですし、食器の数もちょっと増えます。そういう面で大規模校になると難しい点があるのかなとは思います。でも、価格的にはお米はいま安いですし、パンが高くなるということなので、給食費についてはそれほど大きな差はないと思います。子どもたちはやっぱりお米の方が好んで食べますよ。やっぱり主食としてお米をちゃんと食べるという習慣を、学校給食の中でつけていけると思うのですけれど。
上田 それはやはりお米をつくっている地域だからこそ余計に強く思うことなのでしょうか?
庵逧 こう言ったら何でしょうけれど、それが日本人なのかなというふうに思うのですけれどね。
上田 町長さんご自身は、ごはんは…。
庵逧 私はもう、ごはんですね。パンもお菓子として食べますけれど、どうもパンですとのどをなかなか通らないというか(笑)。やっぱりお米はおいしいですからね。
佐用町ホームページ》


上田 旧佐用町では平成2年から週5日のごはん給食が実施され、その音頭を取ったのが庵逧町長と伺いましたが、どのような経緯がありましたか?庵逧 私は学校施設、建物、改築、建築の担当でしたが、平成元年に学校整備の計画をつくりました。旧佐用町では小学校が小規模校となり建物も老朽化し、学校の建物を改築することになりまたが、改築する期間給食をどうするかという問題がありました。当時は各学校ごとに給食をつくっていましたので、まず学校給食センターを建設し、最新式の連続炊飯器を導入しました。また、給食で子どもたちが非常に食べ物を残すということがあり、子どもたちにもアンケートを採ってごはんが良いのかパンが好きなのかと問うと、ごはんの方がおいしいという結果がでたこと、当時お米の消費が伸びず、お米の消費を伸ばそうという農業政策も理由として挙げられます。
上田 当初から週5回のごはん給食にしてしまったということなのですが、やっぱりパンを食べたいというような声はなかったですか?庵逧 子どもたちは当時からかなり豊かになっていましたから、家に帰ったらパンでも何でも食べられますし、あえて給食でパンを出さなくても良いだろうと。パンにかわるおかず、副食というものをいろいろと工夫してつくっていましたから当初から給食については好評だったのではないかと思います。
上田 お米はすべてこの町内でとれたものを使っているのですか?
庵逧 地元のお米を使うと少し値段が高くなりますが、農協とお話しして地元のお米を納入していただいて、差額は町が負担をするという形で地元のお米を使っています。
上田 町の方で補助をしてまでも地元のものを子どもたちに食べさせるというのはどういう意図があってなのでしょうか?
庵逧 やはり、基本的に農業が昔からの産業ですし、地域ではお米がたくさんとれるので、わざわざ遠くのよそのお米を使うのではなくて、自分たちでつくっているお米を子どもたちに食べさせてあげたいという思いですよね。
上田 最近、食の安全など心配なこともたくさんあるのですけれど、おかずは地産地消でやってらっしゃるのですか?
庵逧 できるだけ地元でとれた野菜などの食材を使いたいという思いはありますけれど、なかなかセンターに年間を通して安定してきちっと納入していただくという体制が取りにくい面があります。どうしてもいろいろな食材がありますし、当然、すべて町内で間に合う訳はありませんから、少しずつ特産品や地元でとれたものを使おうという地産地消の考え方は給食の中にも入れていますけれど、まだまだ途中ですね。
上田 食育という面から考えて、いま子どもたちに給食を通して何か指導していることというのはあるのでしょうか?庵逧 子どもたちは食べるだけではなくて、実際にそれを生産する体験を通して食べ物の大切さを学んでいます。これは以前から取り組んでいますが、これからも継続していきたいと思います。
上田 兵庫県内でもまだまだ週5回のごはん給食を実施できない地域もあります。実際に実施されてきた企画者として、まだの地域にアドバイスはありますか?
庵逧 そんなに難しくないと思うのですけれど、連続洗米して炊飯するという設備はいりますね。それから保温して運ぶ設備も必要ですし、食器の数もちょっと増えます。そういう面で大規模校になると難しい点があるのかなとは思います。でも、価格的にはお米はいま安いですし、パンが高くなるということなので、給食費についてはそれほど大きな差はないと思います。子どもたちはやっぱりお米の方が好んで食べますよ。やっぱり主食としてお米をちゃんと食べるという習慣を、学校給食の中でつけていけると思うのですけれど。
上田 それはやはりお米をつくっている地域だからこそ余計に強く思うことなのでしょうか?
庵逧 こう言ったら何でしょうけれど、それが日本人なのかなというふうに思うのですけれどね。
上田 町長さんご自身は、ごはんは…。
庵逧 私はもう、ごはんですね。パンもお菓子として食べますけれど、どうもパンですとのどをなかなか通らないというか(笑)。やっぱりお米はおいしいですからね。
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